ニッポンアミアなど白亜紀産魚類化石

ニッポンアミアなど白亜紀産魚類化石写真小倉南区徳力の造成地で発見された淡水魚類化石で、日本初のアミア科の化石です。アミアは北アメリカに一種だけ生き残っている淡水魚類で、世界各地の中生代と新生代の地層から化石が見つかっています。化石が発見された地層は関門層群脇野亜層群と呼ばれる中生代白亜紀前期(約1億2000万年前)の地層で、この地層からはニッポンアミア Nipponamia satoi[ニッポンアミア サトイ] Yabumoto, 1994のほか、アオキイクチスAokiichthys uyenoi[アオキイクチス ウエノイ] Yabumoto, 1994など20種を越える魚類の化石が発見、記載されています。日本でこれだけまとまった中生代の魚類化石が見つかっているのは北九州市だけです。

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