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2005年度
恐竜時代の生き物たち研究隊 
日時 12月4日(日) 13:30〜15:30

場所 博物館実習室

尾羽竜

ニワトリを煮て、骨格を調べました。

11月の真鍋先生の講座「恐竜について」でのニワトリの骨格実習を受けて、今回はニワトリの全身骨格を作ってみることにしました。鳥は恐竜の子孫、ニワトリの骨を知ることは恐竜の骨を理解する上でていへん役立ちます。

肉を出来るだけ取り除いた骨格を用意し、鍋で煮て、頭、首、手羽(前肢)など、隊員がそれぞれの部位を受け持って肉を取り除きました。


 準備

食肉店にお願いし、骨を傷つけないように肉を出来るだけ取除いてもらいました。4羽用意。 午前中、鍋で約2時間半煮ました。一つの鍋に一羽。

ニワトリの骨格のホームページを見て、おさらい。
肉を取った状態、頭と足は若鶏の場合は落とされてしまいますが、親鳥の場合はついた状態で入手可能です。(うしろださん、ご協力ありがとうございました)

 頭部、前肢(手羽)、腰(腰帯)、後ろ足、首の骨(頸椎)をそれぞれ各隊員が担当。

煮上がったニワトリ ピンセットや歯ブラシを使って肉を取除いて行きました。
首の部分の肉はかなり手強い。
爪を使うと以外にうまく肉を骨から外すことが出来ました。 ピンセットや歯ブラシを使って肉を取除いて行きました。
上顎(上のくちばし)はショックを直接脳に伝えないよう頭蓋骨と関節しています。下の画像をクリックすると動く様子を見ることが出来ます。 頭と首の骨(頸椎)、頸椎には太めのテグスを通してバラバラにならないようにしました。
くちばしはつついた時の衝撃を吸収するような構造になっています。(ビデオ)
ほぼ出来上がり、紙の上に順番に並べました。
肉を取除く過程で、骨の関節の状態、筋肉や腱のつき方、など出来上がった交連骨格の観察だけでは知ることの出来ないいろいろなことを体験的に学ぶことが出来ました。
写真とビデオはシーダーの木谷さん撮影によるものです)

(北九州市立自然史・歴史博物館 IT広域ミュージアムスクール)