灰重石
英 名:Scheelite
分 類:タングステン酸塩鉱物
化学組成:CaWO4
結晶構造:正方晶系
タングステンの主要鉱石のひとつで、主に熱水鉱床(スカルン、鉱脈)やペグマタイト鉱床から産します。紫外線下で青白い蛍光を発する性質があります。展示標本は、福岡県香春町の横鶴鉱山から採集されたもので、灰重石の白い結晶を含みます。横鶴鉱山はスカルンから銅や鉄を採掘していた鉱山です。その後、灰重石の存在が明らかになりタングステンも採掘するようになりました。