北九州市立自然史・歴史博物館 いのちのたび博物館 KITAKYUSHU MUSEUM OF NATURAL HISTORY & HUMAN HISTORY

門司文書

歴史系刊行物

門司文書

 門司文書は中世の市域に勢力を保持していた門司氏の子孫に伝えられていた古文書です。一昨年3月、東京在住のご子孫門司尚子様から北九州市に対し寄贈されました。交通の要所にあたっている北九州では、時代の変わり目にはたびたび戦乱にまきこまれ、古い時代を語る資料があまり多く残っていません。これまで市指定文化財となった同種の資料、平野文書・甲宗八幡神社文書や和布刈神社文書などに比べても、数量・質ともにはるかに群を抜いています。
 門司氏は、鎌倉時代寛元2年(1244)にその祖下総親房が関東より門司に下向し、一族は門司六ヵ郷に土着していきました。六ヵ郷にちなみ門司氏も片野系・大積系・吉志系・楠原系・柳系・伊川系に分立しています。西の麻生氏、東の門司氏と並び称される有力武家で、門司文書には後醍醐天皇や足利尊氏・大内義興、毛利元就・輝元など著名な人物からの書簡も含まれ、総数60点に及ぶ中世の文書群です。内容的にも、南北朝時代には関門海峡をわたる敵方の船を兵船で襲うことなど、地域の歴史の特徴をよく伝えるものとなっています。その他、系図2巻があり、うち1巻は永正7年(1510)に書かれたもので、その貴重さは計り知れません。
 これまでも、門司郷土叢書や門司市史においても一部紹介されていましたが、その重要性により全面公開の要望が寄せられていたところです。

上製クロス装・筥付・糸縢り・アート紙 A4判 108頁 カラー写真版付き
頒価: 4,000円(1冊/税込)
配送料: 164円(1冊/税込)

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内容: ごあいさつ
凡例
文書解題
文書写真版(カラー)
釈文・読み下し・解説
文書目録
あとがき