瓢箪花入 顔回

瓢箪花入 顔回
千利休 作
桃山時代(16世紀)
財団法人永青文庫所蔵
瓢箪の上部を切りとって花入としたものです。銘の顔回とは孔子の弟子の名(字は子淵)。『論語』に「賢なる哉回や。一箪の食、一瓢の飲、、、」と記され、徳行第一をもって知られた人です。清貧を貫いた顔回の名を銘とする侘の道具です。元文三年(1738)八代を訪れた藩主細川宗孝に松井豊之より進上され、以来細川本家の所有となったものです。

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