北九州市立自然史・歴史博物館 いのちのたび博物館 KITAKYUSHU MUSEUM OF NATURAL HISTORY & HUMAN HISTORY

4月から常設料金が変わります!

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月の石を展示します:2018年12月22日(土)午後2時~

更新日:2018/12/20 カテゴリ:未分類

2018年12月22日(土)午後2時より、常設展・地球の形成コーナーにて月の石を展示公開します。常設展入場料(大人500円、高・大生300円、小・中生200円)でご覧いただけます。
                                                                                                                                                                                                                             

画像:NASA Image and Video Libraryから(一部加筆) 

                                                                          
展示される月の石について
                                                                        
 1969年にアメリカの月探査船アポロ12号が持ち帰った実物です。溶岩が冷え固まってできた、玄武岩という種類の岩石です。重さは176.4グラム(国内で常設展示されている月の石の中で最大)です。1990年から2017年までスペースワールドに展示されていたものが、北九州市に帰ってきました!
                                                                         
採集場所について
                                                                             
 展示する月の石は、月面の「嵐の大洋」の南部で採集されたものです(画像参照)。「嵐の大洋」は、月で最も広い「海」(黒っぽい部分)で、月面の西部に位置しています。なお、「海」は玄武岩でできた平原で、水がたまっているわけではありません。
                                                                          
アポロ12号について
                                                                         
 アポロ12号は、1969年にアメリカが打ち上げた月探査船です。乗組員は3名(コンラッド船長、ゴードン司令船操縦士、ビーン月着陸船操縦士)です。史上2度目の月着陸に成功し、月面に地震計などを設置したほか、合計34.3 kgの月の石を持ち帰りました。展示する月の石は、そのうちのひとつです。
                                                                       
そのほか
                                                                         
月はどうやってできたか
 月のできかたについては、地球と同時にできた(兄弟説)、地球の一部がちぎれてできた(親子説)、別にできた月が地球にとらえられた(他人説)がありました。現在では、月の石の研究などから、約46億年前に地球に大きな天体が衝突して飛び散った岩石がふたたび集まってできたと考えられています。
                                                                          
月の石と地球の石のちがい
 展示されている月の石は、玄武岩という種類の岩石です。玄武岩は地球でも広く見られる岩石ですが、月と地球では成分などにちがいがあります。また、月の岩石は約46億年前~約32億年前にできたもので、地球の岩石よりも古い傾向があります。
                                                                       
月の「陸」と「海」
 月面には、白っぽい「陸」と黒っぽい「海」があります。「陸」は、できた年代が古く、天体の衝突の跡(クレーター)が多く残っています。「海」は「陸」より新しい地形で、玄武岩でできているためやクレーターが少ないためなどの理由から黒っぽく見えます。
                                                                       
日本での月の石の展示
 日本で月の石を常設展示しているのは、いのちのたび博物館と国立科学博物館だけです。いのちのたび博物館の月の石はアポロ12号、国立科学博物館の月の石はアポロ11号および17号が持ち帰ったものです。過去には、日本万国博覧会(1970年、大阪)などで月の石が展示されたことがあります。